山口県宇部市にある「歯科・矯正歯科アールクリニック」です。
みなさん虫歯予防のために歯磨きをしていらっしゃいますが、それでも虫歯になる方がいらっしゃいます。そんなとき「きちんと虫歯予防しているのになぜ虫歯になるの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。たしかに私たちは自分の健康な歯が虫歯になる瞬間なんて目で見ることができません。そこで今回は、虫歯にかかる原因となぜ虫歯になるのかという疑問についてお話します。
虫歯の原因
どのように虫歯が起こるのか、その虫歯の原因ですが、これは歯が虫歯菌に感染することで起こります。虫歯菌の出す酸によって歯が溶かされることで虫歯になり、虫歯は細菌による感染症と位置付けられています。虫歯菌はプラークに存在しており、そのプラークとは歯の表面に付着しているヌルヌルした物質で、無色透明なので目で確認することができません。このプラークのなかには億単位の細菌が存在しており、言わばプラークは細菌の塊というわけです。そして虫歯菌もまたプラークに存在する細菌のなかに紛れているのです。歯磨きが虫歯予防の基本であるということは誰もがお分かりでしょうが、なぜ歯磨きで虫歯を予防できるのかというと、それは歯磨きでプラークを除去することができるからなのです。
歯磨きしても虫歯になる理由
歯磨きを怠る方はそういないことから、その点では誰もが虫歯予防をしていることになります。それでも虫歯になる人がいるのはなぜなのでしょうか。それは歯磨きしても磨き残しがあるからです。現実的には、歯磨きでプラークを完全に除去することは不可能です。ブラッシングによる歯磨きではプラークの除去率は6割と言われ、つまり4割は磨き残しがあるということです。その磨き残したプラークのなかに虫歯菌が潜んでいれば、結果的に虫歯になる状態を招くことになります。歯磨きをしてもプラークを除去できなければ虫歯の完全な予防はできないのです。たとえ1日に3回歯磨きをしても効率よくプラークを除去できなければ、虫歯になってしまうのです。
歯磨きの効果を高める方法
これまでの話からすると、歯磨きに意味がないと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。もちろんそんなことはないですが、精度の高い歯磨きをしなければ予防効果が低いのは事実です。ではどうすれば歯磨きを虫歯予防の効果を高めるものにできるのでしょうか。その方法は2つあります。1つ目の方法は歯磨きの技術を向上させることです。定期検診を受ければ、ブラッシング指導を受けることができます。正しい歯磨きの方法を知ることで、今までよりも精度の高い歯磨きができるようになるでしょう。2つ目の方法はデンタルフロスの使用です。デンタルフロスを使うことでプラークの除去率が2割高まるため、ブラッシングと合わせてプラークの除去率を8割まで高めることができるのです。
虫歯を予防するには
では、どうすれば虫歯を予防できるのかお話していきます。まずは虫歯予防の基本となる歯磨きですが、ブラッシングだけでは不十分なのでデンタルフロスも使いましょう。それに加えて、歯科医院の定期検診を受けるとさらに予防効果は高まります。定期検診ではお口のなかをクリーニングするため、プラークはもちろん歯石まで除去できます。また、ブラッシング指導を受けられるため、歯磨きの精度を高めることができます。さらに定期検診にはもう1つ大きなメリットがあります。それは仮に虫歯にかかったとしても、本来気付かないほどの初期段階で発見できることです。これは歯科医がお口の状態をチェックするためです。初期段階で虫歯を発見できれば削らずに治せることもありますし、治療において痛みもなく治せます。
まとめ
いかがでしたか?虫歯予防していたのになぜ虫歯になるのかご理解いただけたでしょうか?ここで補足として今回挙げなかったケースをお話しておきます。まず虫歯の原因ですが虫歯は細菌による感染症のため、人から虫歯菌をうつされることもあります。また、虫歯は虫歯でも一度治療した歯が再度虫歯になる二次虫歯というものがあります。これは最初の虫歯治療の際に処置した詰め物や被せ物が劣化し、歯との間に隙間が生じることで虫歯菌が侵入して二次虫歯を起こします。特に二次虫歯は通常の虫歯以上にかかる人が多いため、この機会に知っておいてください。虫歯の疑いがある方、虫歯予防に関心をお持ち方は、山口県宇部市の歯科・矯正歯科アールクリニックがしっかりサポートいたしますので、ぜひご来院ください。