山口県宇部市にある「歯科・矯正歯科アールクリニック」です。
虫歯になる条件というのは、誰もが同じというわけではありません。誰でも虫歯になる可能性はありますが、虫歯になるリスクが高い人と低い人がいるのです。つまり、虫歯になりやすい人となりにくい人がいるわけです。今回は虫歯になりやすい人となりにくい人の違いについてお話していきます。
唾液の質
唾液は細菌を流してお口の中を洗浄してくれる役割を持っています。その役割を満たすためには、お口の中全体に届くくらいの量で、なおかつ細菌を流せるサラサラした唾液が理想です。つまり、唾液の出る量が多くてサラサラしている人は唾液の洗浄効果が高く、虫歯にかかりにくいのです。一方、これと全く真逆の質の唾液の人は虫歯にかかりやすくなります。具体的には唾液の量が少なくてネバついている人です。唾液の量が少なければお口の中全体に唾液が行き届かないですし、ネバついていることで細菌もきれいに流されなくなるのです。唾液の質は人それぞれ違いますが、女性の場合は妊娠すると虫歯にかかりやすい唾液の質になります。
日常生活の過ごし方
身体の免疫力が低下してしまうような日常生活を送っている人は虫歯にかかりやすくなります。身体の免疫力と虫歯は一見無関係に思えますが、実はそうでもないのです。虫歯は虫歯菌に感染することで起こりますが、細菌に感染するリスクというのは身体の免疫力の強さ次第で高くも低くもなるのです。睡眠不足や仕事が原因の疲労やストレスがあれば、身体の免疫力を低下させる要因となります。喫煙はニコチンによって免疫機能を狂わせてしまいますし、喫煙することで付着するタールによって歯にプラークや歯石が付着しやすくなってしまいます。このように、日常生活の過ごし方次第で身体の免疫力が低下し、虫歯にかかりやすくなってしまうのです。
歯磨き
虫歯予防のために誰もが歯磨きをしていますが、歯磨きの精度は人それぞれ異なります。デンタルフロスを使用して丁寧に磨く人はそれだけプラークの除去率が高いですし、逆にブラッシングだけで急いで磨く人は磨き残しもたくさん出てしまいます。つまり同じ歯磨きをするにしても、歯磨きの仕方によって虫歯になりやすくもなりにくくもなるのです。1日3回きちんと歯磨きしていても、全て適当に磨いていては虫歯にかかりやすくなるでしょう。一方、1日1回の歯磨きだとしても、デンタルフロスを使って丁寧な歯磨きをする人は虫歯にかかりにくいのです。また、歯科医院の定期検診に通われてブラッシング指導を受けている人は、歯磨きの技術も高く虫歯も予防しやすいです。
食生活
虫歯になりやすい人となりにくい人との差が確実に出るのが食生活です。甘いものが好きで糖類の摂取が多い人は虫歯にかかりやすいですからね。また、普段の食事の摂り方も虫歯のリスクが高まる要因になります。ダラダラ食いで、ダラダラと時間をかけて食事する人は虫歯にかかりやすくなるのです。お口の中では歯からカルシウムなどが溶け出す脱灰と、それを元に戻す再石灰化が繰り返されています。虫歯を予防するには再石灰化が重要ですが、ダラダラ食べることで再石灰化が行われにくくなるのです。なぜなら、ダラダラ食べればそれだけ次の食事までの時間が短くなり、再石灰化が不充分になるからです。また、よく噛まない人は唾液の分泌量が少なくなり、洗浄効果が失われて虫歯にかかるリスクを高めます。
まとめ
いかがでしたか？虫歯になりやすい人となりにくい人の違いについてご理解いただけたでしょうか？唾液の質は仕方ないにしても、それ以外についてはその気になれば改善できることばかりです。つまり、虫歯になりやすい人はちょっとした努力でその体質を変えることができるのです。また、虫歯予防を徹底するなら欠かしてはいけないのが歯科医院の定期検診です。お口のクリーニングやブラッシング指導は予防効果が高いですし、仮に虫歯になったとしても痛みのない初期段階で発見して治療できます。大切な歯を守るためにも、今回お話したことを参考に虫歯になりにくいライフスタイルを目指してください。虫歯の疑いがある方、虫歯予防に関心がある方は、歯科・矯正歯科アールクリニックがしっかりサポートいたしますので、ぜひご来院ください。
