山口県宇部市にある「歯科・矯正歯科アールクリニック」です。
噛み合わせの悪さを気にする人は意外に少ないのではないかと思います。でも実はこれ、身体に悪影響を及ぼす一因なんです。確かに噛み合わせの悪さというのは、虫歯や歯周病のように治療が必要な病気ではありません。しかし、放置することで確実に身体に悪影響を及ぼします。今回は実際にどんな悪影響があるのかをお話していきます。
虫歯になりやすくなる
「噛み合わせの悪さ」と「虫歯のなりやすさ」は一見、無関係に思えますがそうではありません。と言うのは、噛み合わせが悪い人は歯並びが悪い可能性が高いからです。歯並びが悪ければ歯磨きがしにくいですし、歯磨きがしにくければ磨き残しが出てきます。なので、当然プラークが残って虫歯になるリスクが高まることになります。また、噛み合わせが悪いことで歯同士が当たらなくなることも虫歯へのリスクを同様に高めます。歯同士が当たることで自然にプラークがこぼれ落ちますが、当たらないことでそれができなくなるからです。
歯科治療の精度が落ちる
噛み合わせが悪い人は歯並びが悪い人が多い傾向があります。そして、歯科医側の問題でもありますが、歯並びが悪い人は治療がしにくいのです。それは、本来見えるはずの箇所が見えず、その結果虫歯を見過ごしてしまうこともあるでしょう。また、歯並びが悪くて歯が斜めなどに生えていると、デコボコの環境で治療しなければなりません。そうなると治療の精度が落ちて歯を傷つける、もしくは割れるといった事故を招きますし、神経に近づきすぎている歯においてはささいな治療で痛んでしまうこともあるのです。
肩こりや頭痛を招く
身体には様々な筋肉がありますが、噛むときにも筋肉を使います。これには「広頸筋」や「側頭筋」が挙げられますが、噛み合わせが悪いとこれらの筋肉に悪影響を及ぼします。まず広頸筋ですが、この筋肉は首から肩にかけて繋がっている筋肉です。噛み合わせの悪さによって広頸筋が悪影響を受けると肩も悪影響を受け、その結果肩こりを招きます。次に側頭筋ですが、側頭筋は顎の関節から頭の横にかけて繋がっている筋肉で、この筋肉が悪影響を受けることで頭が悪影響を受け、その結果頭痛を招くのです。
顎関節症になりやすい
顎関節症は噛み合わせが良い人もなるため、噛み合わせが悪いことでなる病気ではありません。しかし、噛み合わせが悪い人の方が顎関節症になりやすいことが明らかになっています。その理由としては、噛み合わせの悪さが顎関節に過度の負担をかけていることが考えられます。さらに言えば、噛み合わせが悪い人は顎関節症が悪化しやすい傾向もあり、症状が酷くなると顎が痛むだけでなく、普通にお口を開くことすら困難になってしまいます。そうなると、食事や会話に大きな支障が出てしまいます。
コンプレックスになる
噛み合わせが悪いことを自覚している人は、同時に自分の歯並びの悪さも自覚しています。また、症状の度合いによっては顎の形の変形によって顔の輪郭が歪むこともあります。歯並びの悪さ、顔の輪郭の歪み、これらはどちらもコンプレックスになり得る要因です。歯並びの悪さがコンプレックスになれば人前で堂々と笑顔を見せられなくなり、顔の輪郭の歪みがコンプレックスになれば自分の顔自体に自信を持てなくなるでしょう。さらに、歯並びが悪ければ発音もしづらくなるため、会話することにすら抵抗を感じるようになってしまいます。
詰め物や被せ物に負担が掛かる
噛み合わせが悪い場合、歯のいずれかの箇所に過度の力がかかることになります。そして、これによって大きなダメージを受けてしまうのが詰め物や被せ物です。現に入れ歯やインプラントにおいては噛み合わせが重要になるため、その調整を頻繁に行います。元々噛み合わせが悪い場合はもちろん、入れ歯やインプラントが原因で噛み合わせが悪くなった場合はこれらの破損を招くでしょう。つまり、噛み合わせの悪さは天然の歯だけでなく人工の歯にも悪影響があるのです。
まとめ
いかがでしたか？噛み合わせの悪さによる悪影響が分かっていただけたでしょうか？噛み合わせの悪さは虫歯になるリスクの向上をはじめ、歯科治療、顎関節症、コンプレックスなどに悪影響があります。また、肩こりや頭痛といった体調を招く要因にもなるため、自覚している人は改善するための治療をおすすめします。「噛み合わせが悪い」「噛み合わせが気になる」というお方は、山口県宇部市の「歯科・矯正歯科アールクリニック」へ是非ご来院ください。
